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恩田さんが選んだイロイロベスト

『海外ミステリ マイベスト7』・・・・・・・「EQ 130号」
『文庫SFマイ・ベスト5』・・・「新・SFハンドブック」
『時間を忘れさせてくれる文庫ベスト5』・・・「この文庫がすごい!98年度版」

恩田さんが選ぶ海外ミステリベスト7


恩田さんが歳をとってからも読み返すであろうと選んだ海外ミステリベスト7です。



 第1位

毒入りチョコレート事件
毒入りチョコレート事件

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一見単純にみえる毒入りチョコレートによる殺人事件は、スコットランド・ヤードも投げ出すほどの難事件だった。その解決に乗り出したのは、ロジャー・シェリンガムを会長とする犯罪研究会の面々。六名の会員が、同一事件に対して示した六様の推理と解決策。本格推理文学の典型的手法を縦横に駆使した、アイルズ=バークリーの古典的名作。
 第2位

時の娘
時の娘

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  英国史上最も悪名高い王、リチャード三世――彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか? 退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。安楽椅子探偵ならぬベッド探偵登場。探偵小説史上に燦然と輝く歴史ミステリ不朽の名作。
 第3位

スイート・ホーム殺人事件
スイート・ホーム殺人事件

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お隣の奥さんが殺された時、カーステアズ家の三人の子供が考えたのはママのことだった。もしも女流推理作家であるママが犯人をつかまえれば、有名になって小説も売れるにちがいない! ところが肝心のママは新作にかかりっきり、かくして子供達の活躍が始まったのだが……! ユーモアで味つけした本格推理小説。
 第4位

薔薇の名前〈上〉
薔薇の名前〈上〉

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迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。バスカヴィルのウィリアム修道士が事件の陰には一冊の書物の存在があることを探り出したが…。精緻な推理小説の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ
 第5位

緑は危険
緑は危険

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戦時下のヘロンズ・パーク陸軍病院には負傷者が次々と運び込まれてきた。郵便配達人のヒギンズもその一人だったが、手術前の麻酔時に激しく苦しみ出し、そのまま死亡してしまう。 一応不審死ということで捜査を開始したコックリル警部だったが、その最中、殺人事件が発生する・・・。
 第6位

レベッカ (上巻)
レベッカ (上巻)

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英国の名家に後妻として迎えられた“わたし”を待ち受けていた先妻レベッカの霊気――古城に恐怖と戦慄の漂うミステリー・ロマン。
 第7位

黒後家蜘蛛の会 1 (1)
黒後家蜘蛛の会 1 (1)

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〈黒後家蜘蛛の会〉の会員・・化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人、それに給仕一名は、毎月一回晩餐会を開いて四方山話に花を咲かせていた。が、いったん話がミステリじみてくると会はにわかに活況を呈し、会員各自が素人探偵ぶりを発揮する!安楽椅子探偵の歴史に新しい一ページを書き加える連作推理。


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恩田さんが選ぶ文庫SFマイ・ベスト5

特に第二位に選ばれた「成長の儀式」に思いいれがあるみたいです。
残念ながら絶版されいる本が多いみたいですね・・・。



 第1位

地球の長い午後
地球の長い午後

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大地をおおいつくす巨木の世界は、永遠に太陽に片面を向けてめぐる、植物の王国と化した地球の姿だった! 人類はかつての威勢を失い、支配者たる植物のかげで細々と生きのびる存在に成り果てていた……。イギリスSF界を代表する巨匠が、悠久の時の果てにSF的想像力の精髄を展開する名作。
 第2位

成長の儀式
成長の儀式

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核戦争で地球は崩壊し、生き残った人々は八隻の巨大宇宙船の中で暮らしていた。この船には一つの掟があった。満十四歳を迎えたものは辺境の惑星に置き去りにされ、三ヶ月間生きぬいた者だけが船の一員として認められるのだ。本作のヒロイン、マイアも満十四歳となり・・・。
 第3位

緑の瞳
緑の瞳

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男の名はドネル・ハリソン。彼は普通の人間ではない。死後数時間以内の新鮮な死体の脳に、墓地に生息するバクテリアを注入することにより、死から呼び戻されたゾンビーなのだ!しかも復活する以前の死体はドネル本人のものではない。彼の人格はどこから来たのか?自分は何者なのか?脳がバクテリアに侵し尽くされ、瞳が緑の輝きをおびるまでしか生きられないことを悟ったドネルは人里離れた研究所を脱走して放浪の旅に出るが・・・
 第4位

闇の聖母
闇の聖母

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ド・カストリーズという謎の人物が書いた『メガポリソマンシー』と、クラーク・アシュトン・スミスのものとおぼしき日記。この色あせた二冊の書物を、ダウンタウンの風変わりな古本屋で買い求めたのがそもそものきっかけだった。古ぼけたその日記に記されていた〈ローズ607〉という謎の言葉に魅せられた怪奇作家フランツは、霧に包まれたサンフランシスコに彷徨するうち、やがて恐るべき出来事に巻きこまれていく……。
 第5位

リンカーンの夢
リンカーンの夢

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歴史小説家の調査助手をつとめるジェフは、友人の精神科医の紹介でアニーと出会った。彼女は奇妙な夢に悩まされていた。馬上の将軍や林檎園の死体…。南軍の敗色濃い南北戦争の光景が、夜ごとに夢に出てくる。まるで何者かが時を超えて過去からメッセージを送っているかのように。夢が悲劇的な様相を深めるなか、古戦場を訪れたアニーとジェフを待っていたものは…。実力派作家が歴史と虚構のせめぎあいを描く傑作長篇。


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時間を忘れさせてくれる文庫ベスト5

恩田さんが読んでいたときの自分が今でも妬ましく思うほど面白く読んだ本だそうです。



 第1位

戒厳令の夜 上 (1)
戒厳令の夜 上 (1)

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元美術史学徒の江間隆之は、福岡の酒場で一枚の絵にめぐり会った。その絵は紛れも なくスペインの大画家パブロ・ロペスのものだった。占領下のパリでナチスに略奪さ れ、杳として行方の知れなかったコレクションが、今なお日本のどこかに眠っている ! 右翼浪人・鳴海望洋と共に幻の名画の謎を解明しようとする江間の前には歴史の 暗部がしだいに鮮明に浮かび上がって来る・・・・。
 第2位

ドナウの旅人〈下〉
ドナウの旅人〈下〉

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夫を捨てて、突如出奔した母・絹子。「ドナウ河に沿って旅をしたい」という母からの手紙を受け取った麻沙子は、かつて5年の歳月を過ごした西ドイツへと飛ぶ。その思い出の地で、彼女は母が若い男と一緒であることを知った。再会したドイツの青年・シギィと共に、麻沙子は二人を追うのだが…。東西ヨーロッパを横切るドナウの流れに沿って、母と娘それぞれの愛と再生の旅が始まる。
 第3位

田中角栄研究―全記録 (上)
田中角栄研究―全記録 (上)

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きのうまで田中角栄は日本の英雄であった。日中国交回復と列島改造を叫んで華やかに登場してきた男が、実はいま金権政治の元凶として裁かれている。首相の座が金で買われ、政治が金で動かされていった戦後保守支配体制下最大の構造的腐敗の暗部を、厖大な取材データの分析で実証する著者執念の記録。
 第4位

ガン回廊の朝 上 (1)
ガン回廊の朝 上 (1)

[bk1] [Amazon]
昭和37年、国立がんセンター設立。学閥・年齢を問わず、全国から集められた人材が、ガン撲滅の闘いを始める。患者の苦しみを自らの苦しみとして研究治療に没頭、情熱が苦難を克服して、早期発見・治療の成果を挙げていく。ガンと闘う臨床医や研究者たちの苦闘と不屈の姿を描く感動のノンフィクション大作。
 第5位

ファイアスターター (上)
ファイアスターター (上)

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十二年前少女の両親は極秘の薬物実験に参加した――“念力放火”の能力を持って生れた少女の悲哀と絶望、そして現代の恐怖を描く。


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