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*あらすじ*
私を襲う、記憶が襲う――。
私は知っている、このハサミで刺し殺されるのだ――。
強烈な既視感に襲われ、女流画家・高槻倫子の遺作展で意識を失った古橋万由子。
彼女はその息子から「25年前に殺された母の生まれ変わり」と告げられる。
時に、溢れるように広がる他人の記憶。そして発見される倫子の遺書、そこに隠されたメッ
セージとは……。犯人は誰なのか、その謎が明らかになる時、禁断の事実が浮かび上がる。
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*情報*
1994年12月祥伝社ノン・ノベルより初版刊行。第5回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作品。
1999年04月祥伝社文庫化。
2002年12月新潮社文庫化。
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*書籍*
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※オマージュリンク※
雑誌ダ・ヴィンチにて恩田陸監修の下、作られた「恩田陸を2倍楽しむための」オマージュリンク。
アガサ・クリスティーが得意とした「記憶の殺人」に挑む異色サスペンス。
文中で紹介される「ある高名な指揮者が指揮したオーケストラの吹き込んだレコードを聴いた子供
たちが異常な反応」を示すという挿話は手塚治虫氏が1969年に雑誌に発表した作品から採られてい
る。(記事一部抜粋)
「0次元の丘」
人間の邪悪さにはきりがない。
想像を絶する復讐劇??あなたはこの情念を体感できますか?
手塚治虫が“復讐劇”や“生まれ変わり”にまつわる話を描いたホラー短編を全7話収録。
身を焦がすほどの憎しみの炎を心に燃えたぎらせた男の話や、本来の人生とは全く別の人生を
歩んだ男を待ち受けていた悲劇など、恐怖満載の1冊!人間の業の深さに怯えるべし!
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*映像化*
今のところ映像化はされていません。
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