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*あらすじ*
膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―
「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、
権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。
彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?
不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。
優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。
目次
大きな引き出し
二つの茶碗
達磨山への道
オセロ・ゲーム
手紙
光の帝国
歴史の時間
草取り
黒い塔
国道を降りて…
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*情報*
1997年10月 集英社より単行本刊行。
2000年09月 集英社文庫化。
日本SF大賞候補
集英社にて常野だよりの頁が出来てます。
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*書籍*
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※オマージュリンク※
雑誌ダ・ヴィンチにて恩田陸監修の下、作られた「恩田陸を2倍楽しむための」オマージュリンク。
異星からの難民という故郷喪失者であり、かつそれゆえに強固な同胞愛に支えられて生きている一族
の姿を描いたSFがゼナ・ヘンダースンの作品で、恩田氏はこの作品に影響を受けているものの、「光
の帝国」の原点は萩尾望都の「精霊狩り」である。(記事一部抜粋)
【ピープル・シリーズ】
女教師ヴァランシーが赴任したのは、谷間のゴーストタウンさながらの鉱山町。
そこで掟に縛られ、隠れるようにして住んでいる人びとこそ、じつは、遠い星からの難民、超能力
さえもつ<ピープル>だった−−ヘンダースンが故郷をうしなった者の悲しみ、同胞愛を謳いあげ
た連作短篇の長篇化。
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*映像化*
今のところ映像化はされていません。
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