−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*あらすじ*
恩田さんが本書で挑んだのは、ミステリーとファンタジー、東洋と西洋の融合した架空の世界。
物語の舞台は、アナザー・ヒル。そこは英国による植民地支配後、日本の文化が移入した歴史を
もつ極東の島国V.ファーの聖地で、死者たちが現世に実体ある存在として還ってくるというのだ。
そして、死者たちがやって来る「ヒガン」という祝祭の期間、V.ファーの国民は、彼らを『お客
さん』として温かく迎えることが風習となっている。
英国と日本の文化や風習が奇妙に混ざり合うV.ファーの国民は、みな「推理好き」で、「ゴシッ
プ好き」。そこに今年は、「切り裂きジャック」ならぬ「血塗れジャック」という連続猟奇殺人事
件が世間を賑わせ、誰もが犯人探しに躍起になっていた。
けれども「ヒガン」になれば、犯人が分かる。なぜなら、『お客さん』は嘘をつかない存在なので
ある。
物語の主人公ジュンイチロウは、東京大学で文化人類学を専攻する大学院生。フィールドワークの
ため親戚を頼ってアナザー・ヒルにやってきたのだが、そこで彼が出会うのは、不可思議な風習の
数々、恐ろしい儀式や天変地異、さらには新たな殺人事件だった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*情報*
2005年10月 朝日新聞社にて刊行。
朝日新聞社より公式サイトあり
↓
http://opendoors.asahi.com/original/shoseki/necropolis/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*書籍*
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
※オマージュリンク※
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*映像化*
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
|