『睡蓮』(図書室の海)
これは理瀬の幼少の頃の物語。
凄く短い短編なのですが、将来出会うあの校長ともココで
初めて顔を合わせています。
この時から既に理瀬の神秘的な美しさは備わっていたみた
いですね。
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『回転木馬』(三月は深き紅の淵を)
これは「麦の海」の序章のような感じで書かれています。
ここから全ての物語がスタートしたとも言ってよい存在の
短編。
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『麦の海に沈む果実』
三月の学園での出来事。
理瀬、憂理、ヨハン、黎ニ、そして校長が学園で出会います。
この作品を一番始めに読んでも面白いのですが予備知識とし
て前作二作を読んでおくと面白いと思いますよ。
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『水晶の夜、翡翠の朝』(殺人鬼の放課後)
ヨハンの物語。
三月の学園で理瀬達と出会った後のヨハンに起きた出来事。
これだけは「麦の海」を読んだ後でないと意味が通じないと
思います。
短編ながらヨハンの魅力がとても出ている作品。
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『黄昏の百合の骨』
高校生になった理瀬が留学先のイギリスから幼い頃、従兄弟の
亘と稔と祖母と住んでいた洋館へ帰ってきます。
『麦の海に沈む果実』よりも更に磨きのかかった理瀬が見れる
作品です。
この中ではヨハンも重要になりますので『水晶の夜、翡翠の朝』
と二人の従兄弟の出てくる『睡蓮』は必読かもしれません。
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『黒と茶の幻想』
梶原憂理の物語。
苗字があるように三月の学園を出た後の憂理が関わる物語です。
あれだけ強烈な存在感のある憂理が学園以外でどんな人達と出会う
のか。
憂理の存在が関わるのと大人になった後の出来事なので出来れば
それまでの憂理を知る為に前作までを読んでおくことをオススメ
します。